“下町”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
したまち95.9%
しもまち2.0%
シタマチ2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下町したまちの方でだんだんに人の眼について来たので、このごろは武家の娘らしい姿に化けて、専ら山の手の方を荒しあるいていたんです。
半七捕物帳:34 雷獣と蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
下町しもまちは昨日の祭礼の名残で賑やかな追手筋おうてすじを小さい花台をかいた子供連がねって行く。西洋の婦人が向うから来てこれとすれちがった。
高知がえり (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
翌日は半日のお稽古けいこで帰つて来升と、父が下町シタマチへ行くから一処に連れようかといはれました。
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)