“ししゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
刺繍50.0%
始終25.0%
斯螽25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さらに異樣な鳥や、さらにそれ以上異樣な人間などの像を寫した、もり上るやうに厚ぼつたい刺繍ししゆうに覆はれた、古い英吉利風の垂布カアテンに隱されてあつた——これが蒼ざめた月光に照らし出されたら
唐土もろこしの書)此せつむなしからず、越後の雪中にも雪蛆せつじよあり、此虫早春の頃より雪中にしやうじ雪消終きえをはれば虫も消終きえをはる、始終ししゆう死生しせいを雪とおなじうす。字書じしよあんずるに、じよ腐中ふちゆうはへとあれば所謂いはゆる蛆蠅うじばへ也。
⦅五月、斯螽ししゆう股を鳴らし。六月、莎鶏さけい羽を振ふ。七月、野に在り。八月、宇に在り。九月、戸に在り。十月、蟋蟀わがゆかの下に入る⦆
(新字旧仮名) / 高祖保(著)