“山芋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やまいも85.7%
やまのいも14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山芋やまいもつるや、夕顔の蔓が、垣から手洗い鉢の脚にまでからみついている。その白い花の一つ一つが、夕風にうごき出した。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
要するに山芋やまいもうなぎすずめはまぐりとの関係も同じで、立会たちあいのうえで甲から乙へ変化するところを見届けぬかぎりは、真の調書は作成しえなかった道理である。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
日暮に近い頃、吾儕われ/\は散歩に出た。門を出る時、私は宿の内儀さんに逢つた。「此邊には山芋やまのいもは有りませんかね。」
伊豆の旅 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)