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山芋
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やまいも
ふりがな文庫
“
山芋
(
やまいも
)” の例文
山芋
(
やまいも
)
の
蔓
(
つる
)
や、夕顔の蔓が、垣から手洗い鉢の脚にまでからみついている。その白い花の一つ一つが、夕風にうごき出した。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
要するに
山芋
(
やまいも
)
と
鰻
(
うなぎ
)
、
雀
(
すずめ
)
と
蛤
(
はまぐり
)
との関係も同じで、
立会
(
たちあい
)
のうえで甲から乙へ変化するところを見届けぬかぎりは、真の調書は作成しえなかった道理である。
山の人生
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
ここの荒地には、
山芋
(
やまいも
)
が出来るので、よく家中で大変なカッコウをして掘りに出た。
落合町山川記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
しかし
蒲鉾
(
かまぼこ
)
の種が
山芋
(
やまいも
)
であるごとく、
観音
(
かんのん
)
の像が一寸八分の
朽木
(
くちき
)
であるごとく、
鴨南蛮
(
かもなんばん
)
の材料が烏であるごとく、下宿屋の
牛鍋
(
ぎゅうなべ
)
が馬肉であるごとくインスピレーションも実は逆上である。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
鵜匠は、突然云い出して、頼朝の帯びている刀を、自分の携えている
山芋
(
やまいも
)
の
苞
(
つと
)
へ入れ代えてくれた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
彼の持って来る
山芋
(
やまいも
)
は、この附近の山芋よりうまかった。で、助九郎が戯れ半分に訊くと
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「オヤ。
山芋
(
やまいも
)
の
蔓
(
つる
)
があるぜ。山芋掘る
術
(
すべ
)
知ってるか」
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
芋
常用漢字
中学
部首:⾋
6画
“山”で始まる語句
山
山家
山路
山羊
山茶花
山間
山中
山谷
山毛欅
山車