“牛鍋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎゅうなべ93.3%
うしなべ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
当時には御馳走と思われた牛鍋ぎゅうなべや安洋食を腹いっぱいに喰って、それであとで風邪を引いたというはっきりした経験はついぞ持合わせず
変った話 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
自分はいつも人力車じんりきしゃ牛鍋ぎゅうなべとを、明治時代が西洋から輸入して作ったもののうちで一番成功したものと信じている。
銀座 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
その時大阪中で牛鍋うしなべわせる処はただ二軒ある。一軒は難波橋なにわばし南詰みなみづめ、一軒は新町しんまちくるわそばにあって、最下等の店だから、およそ人間らしい人で出入でいりする者は決してない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)