“鎧扉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろいど89.5%
よろひど5.3%
ブラインド5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
博士は椅子から立って、西側の窓の鎧扉よろいどをがらがらと明けた。——外は初冬の寒い風で、高台の街々はもう大方はが消えている。
亡霊ホテル (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
なにかを、鎧扉よろひどに囁きながら。
(新字旧仮名) / 高祖保(著)
しかし室内はモトの闇黒あんこくには帰りませんでした。閉じられた窓の鎧扉ブラインドの僅かの隙間すきまから暁の色が白々と流れ込んで、へやの中のすべての物を、海底のように青々と透きとおらせております。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)