“鎧通”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よろいどお46.2%
よろひどほ30.8%
よろいどおし15.4%
よろいどう7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すばやくとびかかった龍太郎が、戒刀かいとうッ先するどくぎつけると、呂宋兵衛はふりかえって、右手の鎧通よろいどおしを手裏剣しゅりけんがわりに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鎧通よろひどほしだ。お定まりの九寸五分、武家の持物に違ひないと思つたら、主人の官兵衞の手箱にあつた品ださうだ」
僕は新しいさんを着け、そうして新しいを穿いて、懐中に短刀——鎧通よろいどおしさ、兼定かねさだ鍛えの業物だ、そいつを呑んで轎に乗った。
鴉片を喫む美少年 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
観化流、鎧通よろいどうしの一手、鎧の隙間すきまを通して、内容なかの身体を斬りさばくという、あれだ。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)