“よろいど”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鎧戸73.4%
鎧扉26.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これがためにたとえば鵞鳥がちょうの声から店の鎧戸よろいどの音へ移るような音のオーバーラップは映像のそれよりも容易でありまた効果的でありうる。
映画芸術 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
博物館の鎧戸よろいどは下りていたが、裸の大工が二十人(いずれも腰のまわりに布をまいている)テーブルや陳列箱の細工をしていた。
そうして、姉さんはまず糸で鍵を操って扉を閉めてから、氷柱の具合を見定めて置洋燈に点火し、鎧扉よろいど式の縦窓たてまどを開きました。
聖アレキセイ寺院の惨劇 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ヘロインは、ふらふら立って鎧扉よろいどを押しあける。かっと烈日、どっと黄塵。からっ風が、ばたん、と入口のドアを開け放つ。
音に就いて (新字新仮名) / 太宰治(著)