“方天戟”の読み方と例文
読み方割合
ほうてんげき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朱地錦あかじにしきの百花戦袍かせんぽうを着たうえに、連環れんかんよろいを着かさね、髪は三叉さんしゃつかね、紫金冠しきんかんをいただき、獅子皮ししひの帯に弓箭きゅうせんをかけ、手に大きな方天戟ほうてんげきをひっさげて
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
広東カントンの勇士が方天戟ほうてんげきを操る如く、南洋の土人がブーメラングをろうする如く、米友は杖槍を投げては受留め、受留めては投げながら、川中島の川原の中でひとりたわむれている。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
兄のしんは、大斧をよくつかい、弟のしん方天戟ほうてんげきの妙手として名がある。兄弟しめし合わせて、彼を挟み討ちに
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)