“ほうてんげき”の漢字の書き方と例文
語句割合
方天戟100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最前から轅門の外に、黒馬に踏みまたがって、手に方天戟ほうてんげきをひっさげ、しきりと帰る客を物色したり、門内をうかがったりしている風貌非凡な若者がある。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
呂布は、馬首を高く立て楽就の駒を横へ泳がせ、画桿がかん方天戟ほうてんげきをふりかぶったかと思うと、人馬もろとも、楽就は一抹の血けむりとなって後ろに仆れていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
方天戟ほうてんげきをふりかぶって、真二つと迫ったが、張飛はすばやく、鞍横へ馳け迫って
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)