追従)” の例文
旧字:追從
そしてどうやら二人の武士は、二人ながら老人を追従けては行くが、武士達二人はお互いに知己ちきであるようにも思われぬ。二人は他人であるらしい。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「私にはとうに解っておる。二人の武士が私の後を町から追従けて来た筈じゃ——向こうの林の木の蔭とこっちの土手の草のかげにうさぎのように隠れておるわ」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
もしやと存じて来て見ますればまごう方なき訪ねるお方、失礼な事とは思いながらお後を追従けて参りました。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)