“会所”のいろいろな読み方と例文
旧字:會所
読み方割合
かいしょ50.0%
くわいしよ25.0%
くわいじよ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
丁度兄の伊藤八兵衛が本所の油堀あぶらぼりに油会所かいしょを建て、水藩の名義で金穀その他の運上を扱い、業務上水府の家職を初め諸藩のお留守居、勘定役等と交渉する必要があったので
跡部が淡路町あはぢまちの辻にゐた所へ、堀が来合きあはせた。堀は御祓筋おはらひすぢ会所くわいしよで休息してゐると、一旦散つた与力よりき同心どうしんが又ぽつ/\寄つて来て、二十人ばかりになつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
部落コタンで、十五歳から十八歳までの少年で、一ばん早く、一ばん大きな熊をとつたもの、または一番沢山の数をとつた者には会所くわいじよのお役人からりつぱな鉄砲を一てう下さる。
熊捕り競争 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)