“御祓筋”の読み方と例文
読み方割合
おはらひすぢ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀の手は島町通しまゝちどほりを西へ御祓筋おはらひすぢまで進んだ。丁度大塩父子ふしひきゐた手が高麗橋に掛かつた時で、橋の上に白旗しらはたが見えた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
跡部が淡路町あはぢまちの辻にゐた所へ、堀が来合きあはせた。堀は御祓筋おはらひすぢ会所くわいしよで休息してゐると、一旦散つた与力よりき同心どうしんが又ぽつ/\寄つて来て、二十人ばかりになつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
御祓筋おはらひすぢから高麗橋までは三丁余あるので、三文目もんめ分筒ふんづゝの射撃を、大塩の同勢どうぜいは知らずにしまつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)