会所くわいしよ)” の例文
旧字:會所
跡部が淡路町あはぢまちの辻にゐた所へ、堀が来合きあはせた。堀は御祓筋おはらひすぢ会所くわいしよで休息してゐると、一旦散つた与力よりき同心どうしんが又ぽつ/\寄つて来て、二十人ばかりになつた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
七つ半過に鳥巣とす中屋敷なかやしきに来て、内山の口上を伝へて、本町ほんまち五丁目の会所くわいしよへ案内した。時田以下の九人は鳥巣とすを先に立てゝ、外に岡村桂蔵と云ふものを連れて本町へ往つた。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
堀の乗つてゐた馬が驚いてねた。堀はころりと馬からちた。それを見て同心等は「それ、おかしらが打たれた」と云つて、ぱつと散つた。堀は馬丁ばていに馬をかせて、御祓筋おはらひすぢ会所くわいしよ這入はひつて休息した。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)