“碁客”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごかく75.0%
きかく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫婦の間には二人の娘まで出来て、家庭は至極円満であったが、ふとしたことから囲碁に興味を持って、素人碁客ごかくの間では評判になるようになった。
法華僧の怪異 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
殖産に不適当なる人物なれば、いかなる卓識の先生も、いかなる専門芸能の学士も、碁客ごかく将棋師に等しくして、とても一家の富を起すに足らず。一家富まざれば一国富むの日あるべからず。
慶応義塾学生諸氏に告ぐ (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
少女はその晩から源のもとにおって、普通の細君のように仕えた。源はその女から囲碁を習ったが、上達が非常にすみやかで、僅の間にその地方第一の碁客きかくとなった。
緑衣人伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)