“諸国”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょこく88.0%
しよこく12.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼっちゃん、わたしは、こうして、諸国しょこく流浪るろうします。それは、どんなむらでも、またちいさなまちでも、はるからなつにかけて、あるいてまわります。
青いボタン (新字新仮名) / 小川未明(著)
そして自分たちがつぎ乾坤けんこんてきにのぞむ支度したくのために、一両年りょうねん諸国しょこく流浪るろうしてみるのも、またよい軍学修業ぐんがくしゅぎょうではないか
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
知らぬものは真の文雅ぶんがとおもひ、とひよるさへも多ければ、たちま諸国しよこくにもそのの名をかほらせ、枝葉えだはさかえ、それのみか、根堅ねがた名園めいゑんのこして年々ねん/\繁昌はんじやう、なみ/\の智恵ちゑ
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
して諸国しよこく行脚あんぎやなすつたうちのおもしろいはなしをといつて打解うちとけておさならしくねだつた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)