“しよこく”のいろいろな漢字の書き方と例文

語句	割合
諸國	78.6%
諸国	21.4%

諸國

それも一（ひと）つだが、其（そ）の當時（たうじ）は、今（いま）も大錢（たいせん）お扱（あつか）ひの方（かた）はよく御存（ごぞん）じ、諸國（しよこく）小貨（こまかい）のが以（もつ）てのほか拂底（ふつてい）で、買（かひ）ものに難澁（なんじふ）一方（ひとかた）ならず。

九九九会小記 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

先（ま）づ、私（わたくし）が世界（せかい）漫遊（まんゆう）の目的（もくてき）で、横濱（よこはま）の港（みなと）を出港（ふなで）した事（こと）から、はじめ米國（ベイこく）に渡（わた）り、それより歐羅巴（エウロツパ）諸國（しよこく）を遍歴（へんれき）した次第（しだい）。

海島冒険奇譚　海底軍艦：05 海島冒険奇譚　海底軍艦 (旧字旧仮名) ／ 押川春浪(著)

諸国

これらの図（づ）をなほ多くあつめ文を添（そへ）させ私筆にて例（れい）の絵本（ゑほん）となし候はゞ、其書（しよ）雪の霏々（ひゝ）たるがごとく諸国（しよこく）に降（ふら）さん事我（わ）が筆下（ひつか）に在（あ）りといはれたる書翰（しよかん）、今猶牧之（ぼくし）が書笈（しよきふ）にをさめあり。

北越雪譜：03 北越雪譜初編 (新字旧仮名) ／ 鈴木牧之、山東京山(著)