“小貨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こぜに50.0%
こまかい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで素早く金貨や紙幣さつ衣嚢かくしへねじこみ、まだ何か残っていはせぬかともう一度抽斗の中を覗くと、幾らかの小貨こぜにが書類の間に散らばっていたので、彼はそれをも取りこみながら
空家 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
それもひとつだが、當時たうじは、いま大錢たいせんあつかひのかたはよく御存ごぞんじ、諸國しよこく小貨こまかいのがもつてのほか拂底ふつていで、かひものに難澁なんじふ一方ひとかたならず。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)