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諸人
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しよにん
ふりがな文庫
“
諸人
(
しよにん
)” の例文
可笑
(
をかしき
)
事
可憐
(
あはれ
)
なる事
可怖
(
おそろし
)
き事
種々
(
しゆ/″\
)
さま/″\
筆
(
ふで
)
に
尽
(
つく
)
しがたし。やう/\
東雲
(
しのゝめ
)
の
頃
(
ころ
)
に
至
(
いた
)
りて、水も
落
(
おち
)
たりとて
諸人
(
しよにん
)
安堵
(
あんど
)
のおもひをなしぬ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
昔は江戸に飯を賣る店はなかりしを、天和の頃始めて淺草並木町に
奈良茶飯
(
ならちやめし
)
の店ありしを、
諸人
(
しよにん
)
珍らしとてわざわざゆきしよし、
近古
(
きんこ
)
のさうしに見えたり。
花火と大川端
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
春
(
はる
)
よりして、
流言妖語
(
りうげんえうご
)
、
壯
(
さかん
)
に
行
(
おこな
)
はれ、
十月
(
じふぐわつ
)
の
十二日
(
じふににち
)
には、
忽
(
たちま
)
ち、
兩水道
(
りやうすゐだう
)
に
毒
(
どく
)
ありと
流傳
(
りうでん
)
し、
市中
(
しちう
)
の
騷動
(
さうどう
)
言
(
い
)
ふべからず、
諸人
(
しよにん
)
水
(
みづ
)
に
騷
(
さわ
)
ぐこと、
火
(
ひ
)
に
騷
(
さわ
)
ぐが
如
(
ごと
)
し。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
與
(
よ
)
四
郎
(
らう
)
が
假
(
かり
)
の
筆
(
ふで
)
ずさびに、
此樣
(
このやう
)
な
名
(
な
)
も
呼
(
よび
)
よい
物
(
もの
)
と
書
(
か
)
いて
入
(
い
)
れたる
町
(
まち
)
といふをば
引出
(
ひきいだ
)
しぬ、
女
(
をんな
)
は
容貌
(
きりよう
)
の
好
(
よ
)
きにこそ
諸人
(
しよにん
)
の
愛
(
あい
)
を
受
(
う
)
けて
果報
(
くわほう
)
この
上
(
うへ
)
も
無
(
な
)
き
物
(
もの
)
なれ
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
懸
(
かけ
)
られ諸人の
爲
(
ため
)
に仰付られけるとかや右
過料
(
くわれう
)
の
御政事
(
ごせいじ
)
※
(
づ
)
に當りて
誠
(
まこと
)
諸人
(
しよにん
)
の爲と成て可なりしとかや江戸
池
(
いけ
)
の
端
(
はた
)
本門寺
(
ほんもんじ
)
は紀州の
御菩提所
(
ごぼだいしよ
)
なれば吉宗公と
御簾中
(
ごれんちう
)
本門寺
(
ほんもんじ
)
御葬送
(
ごさうそう
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
「
下心
(
したごころ
)
。——
天下
(
てんか
)
の
諸人
(
しよにん
)
は
阿呆
(
あはう
)
ばかりぢや。
才
(
さえ
)
も
不才
(
ふさえ
)
もわかることではござらぬ。」
孔雀
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
「
聖母
(
せいぼ
)
の
手套
(
てぶくろ
)
」即ち
實※答利斯
(
ジキタリス
)
の花、
信心
(
しんじん
)
の
諸人
(
しよにん
)
みなこれに
接吻
(
せつぷん
)
する。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
余
(
よ
)
一年
(
ひとゝせ
)
関
(
せき
)
といふ
隣駅
(
りんえき
)
の
親族
(
しんぞく
)
油屋が家に
止宿
(
ししゆく
)
せし時、
頃
(
ころ
)
は十月のはじめにて雪八九尺つもりたるをりなりしが、
夜半
(
やはん
)
にいたりて
近隣
(
きんりん
)
の
諸人
(
しよにん
)
叫
(
さけ
)
び
呼
(
よば
)
はりつゝ立
騒
(
さわ
)
ぐ
声
(
こゑ
)
に
睡
(
ねふり
)
を
驚
(
おどろか
)
し
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
以前
(
いぜん
)
激流
(
げきりう
)
に
逆
(
さから
)
つて、
大石
(
だいせき
)
を
転
(
ころ
)
ばして
人助
(
ひとだす
)
けのためにしたと
言
(
い
)
ふのも、
第
(
だい
)
一、かちわたりをすべき
川
(
かは
)
でないから
石
(
いし
)
があるのが、
然
(
さ
)
まで
諸人
(
しよにん
)
の
難儀
(
なんぎ
)
とも
思
(
おも
)
はれぬ。
往来
(
わうらい
)
に
穴
(
あな
)
があるのとは
訳
(
わけ
)
が
違
(
ちが
)
ふ。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
二人
(
ふたり
)
は
櫻
(
さくら
)
が
岡
(
をか
)
に
昇
(
のぼ
)
りて
今
(
いま
)
の
櫻雲臺
(
をううんだい
)
が
傍近
(
そばちか
)
く
來
(
き
)
し
時
(
とき
)
、
向
(
むか
)
ふより五六
輛
(
りよう
)
の
車
(
くるま
)
かけ
聲
(
こゑ
)
いさましくして
來
(
く
)
るを、
諸人
(
しよにん
)
立止
(
たちど
)
まりてあれ/\と
言
(
い
)
ふ、
見
(
み
)
れば
何處
(
いづこ
)
の
華族樣
(
くわぞくさま
)
なるべき、
若
(
わか
)
き
老
(
お
)
ひたる
扱
(
こ
)
き
交
(
ま
)
ぜに
われから
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
運送
(
はこば
)
せ
引移
(
ひきうつ
)
らせけるに
日數
(
ひかず
)
立
(
たつ
)
に
隨
(
したが
)
ひお高は
熟々
(
つく/″\
)
思ふ樣幸之進殿盜賊の手に
掛
(
かゝ
)
り
果
(
はて
)
給ひしは
嘸
(
さぞ
)
御無念
(
ごむねん
)
に
在
(
おは
)
すらん
殊更
(
ことさら
)
武士に有るまじき事と
諸人
(
しよにん
)
に
笑
(
わらは
)
れ給ふ事如何にも
口惜
(
くちをし
)
き次第なり我も女には生れたれども
敵
(
かたき
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
諸人
(
しよにん
)
のつねのくるしみは
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
諸人
(
しよにん
)
のつねのくるしみは
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
よく/\これ
察
(
さつ
)
すべきことなり
舜
(
しゆん
)
も人なり
我
(
われ
)
も人なり智に
臥龍
(
ぐわりよう
)
(孔明の事なり)
勇
(
ゆう
)
に
關羽
(
くわんう
)
の如きもの
當世
(
たうせい
)
の人になからんや
爰
(
こゝ
)
に有章院殿の御代
大岡
(
おほをか
)
越前守伊勢山田
奉行
(
ぶぎやう
)
となりてかしこに至り
諸人
(
しよにん
)
公事
(
くじ
)
に
彼地
(
かのち
)
にて多く
裁許
(
さいきよ
)
あり先年より
勢州路
(
せいしうぢ
)
紀州領
(
きしうりやう
)
の
境論
(
さかひろん
)
の
公事
(
くじ
)
ありてやむ事なし山田奉行
替
(
かは
)
りのたび事にねがひ出るといへども今もつて
落着
(
らくちやく
)
せず是は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
諸
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“諸”で始まる語句
諸
諸共
諸手
諸声
諸君
諸方
諸々
諸国
諸肌
諸葛孔明