“本門寺”の読み方と例文
読み方割合
ほんもんじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくの如く遊されて本門寺ほんもんじへ渡し是を御門へ張置はりおくべしと仰渡おほせわたされけりよつて右の狂歌きやうか張置はりおきければ是にはぢかさねてさやうないたづらをばせざりしとかや
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
お兄様はやっと思い出したらしく、「そうだ、遠足して池上いけがみ本門寺ほんもんじの傍の古い家で弁当をつかって休んだ時、友達が喜んで食べたっけ。由緒ゆいしょのあるらしい古い家だった。」
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
土用の明けるその日を期して、池上いけがみ本門寺ほんもんじを始め諸処の古寺では宝物の虫干かたがた諸人の拝観を許す処が多い。種彦の家でも同じくその頃に毎年蔵書什器じゅうき虫払むしばらいをする。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)