“不才”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふさい66.7%
ふさえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以来、こんな不才（ふさい）にご眷遇（けんぐう）次第にあつく、ご隠居あそばされた後も、このようにご奉公しているわけです
梅里先生行状記 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
以て諭（さと）されければ城富は段々との御利解（ごりかい）有難き仕合（しあは）せに存じ奉つる然（さり）ながら押（おし）て願へば不孝（ふかう）なりとの御意は不才（ふさい）の私しには解（わか）りません親の爲にするは孝道（かうだう）かと存じますと親富右衞門を
大岡政談 (旧字旧仮名) ／ 作者不詳(著)
「下心（したごころ）。——天下（てんか）の諸人（しよにん）は阿呆（あはう）ばかりぢや。才（さえ）も不才（ふさえ）もわかることではござらぬ。」
孔雀 (新字旧仮名) ／ 芥川竜之介(著)