“近隣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんりん62.5%
あたりとなり12.5%
きんじょ6.3%
ちかま6.3%
となり6.3%
ネイバフッド6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余此蝶を見ざりしゆゑ、近隣きんりん老婦らうふわかきころ渋海川のほとりよりせし人ありしゆゑたづひしに、その老婦らうふかたりしまゝをこゝにしるせり。
近隣あたりとなりの人をもよびあつ手毎てごと木鋤こすきを持て(木鋤を持は雪に埋りし雪吹たふれの人をほりいださんため也、これも雪国の常也)走行はせゆきしが、やゝありて大勢のもの一人の死骸しがいを家の土間どまかき入れしを
それはことばの使い方からして、近隣きんじょの人の声ではなかった。お上の御用を扱うている村役人ではないかと思った。老婆は行灯を提げて往った。
地獄の使 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
やっぱり、椅子と共に半転はんころがりとなって、近いところから始めて、近隣ちかまにのこらず侵入しては、くびの痛くなるまで柱時計を探して廻ったことであった。
近隣となりの水を当座は貰つて使つたが、何れも似寄つた赤土水である。墓向ふの家の水を貰ひに往つた女中が、井をのぞいたらごみだらけ虫だらけでございます、と顔をしかめて帰つて来た。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
西班牙スペインの若い娘はすべてその近隣ネイバフッド甘味スウイティである。だから、ペトラもこの公約により主馬頭街カイ・デ・モンテイロの Sweety だった。