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『水汲み』
ふりがな文庫
『
水汲み
(
みずくみ
)
』
玉川に遠いのが第一の失望であつた。井の水が悪いのが差当つての苦痛であつた。 井は勝手口から唯六歩、ぼろ/\に腐つた麦藁屋根が通路と井を覆ふて居る。上窄りになつた桶の井筒、鉄の車は少し欠けてよく綱がはずれ、釣瓶は一方しか無いので、釣瓶縄の一端 …
著者
徳冨蘆花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約4分(500文字/分)
朗読目安時間
約7分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
覆
(
お
)
顛倒
(
ひつくりかへ
)
優
(
まし
)
近隣
(
となり
)
井浚
(
いどさらへ
)
而
(
さう
)
此家
(
うち
)
撞
(
どす
)
顔
(
かほ
)
渋面
(
じふめん
)
尤
(
もつとも
)
残惜
(
のこりを
)
脊髄
(
せきずゐ
)
水汲
(
みづく
)
一憩
(
ひといこひ
)
余
(
あま
)
井
(
いど
)
斯様
(
こん
)
井筒
(
ゐづゝ
)
玉露
(
ぎよくろ
)
芥
(
ごみ
)
襁褓
(
おしめ
)
漸次
(
しだい
)
体
(
からだ
)
流水
(
ながれ
)
最早
(
もう
)
曳
(
えい
)
誰
(
だれ
)
作
(
つく
)
担
(
にな
)
通
(
かよ
)
幾何
(
いくら
)
吹聴
(
ふいちやう
)
通路
(
かよひぢ
)
居
(
を
)
上窄
(
うへすぼま
)
唯
(
たゞ
)
附近
(
あたり
)
女中
(
ぢよちう
)
井浚
(
いどさら
)
蹙
(
しか
)
腫
(
は
)
腫瘤
(
こぶ
)
腰膚
(
こしはだ
)
舂
(
つ
)
鍋蓋
(
なべぶた
)
井底
(
せいてい
)
覗
(
のぞ
)
錨
(
いかり
)
釣瓶
(
つるべ
)
誉
(
ほ
)
誰
(
たれ
)
金漿
(
きんしやう
)
無臭
(
むしう
)
路
(
みち
)
揚
(
あ
)
分流
(
わかれ
)
呍
(
うん
)
奇麗
(
きれい
)
家
(
うち
)
全体
(
ぜんたい
)
尻餅
(
しりもち
)
差当
(
さしあた
)
幾休
(
いくやす
)
後
(
あと
)
愚痴
(
ぐち
)
担
(
かつ
)
耐
(
こら
)
暴風
(
あらし
)
余炎
(
ほとぼり
)
一休
(
ひとやすみ
)
浚
(
さら
)
深
(
ふか
)
六歩
(
むあし
)
然
(
しか
)
男役
(
をとこやく
)
瘤
(
こぶ
)
細君
(
さいくん
)
結
(
ゆ
)