“一憩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとやす50.0%
ひといこい25.0%
ひといこひ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さようでございまする。——もういくらもございますまい」云い合わしたように、性善坊しょうぜんぼうも、橋の中ほどまで来ると、らんに身をせかけて、一憩ひとやすみした。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
腰而下の着物はずぶ濡れになって、水は七に減って居る。其れから半丁に一休ひとやすみ、また半丁に一憩ひといこい、家を目がけて幾休みして、やっと勝手に持ち込む頃は、水は六分にも五分にも減って居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
腰而下こしからしたの着物はずぶ濡れになつて、水は七分に減つて居る。其れから半丁に一休ひとやすみ、また半丁に一憩ひといこひうちを目がけて幾休いくやすみして、やつと勝手に持ち込む頃は、水は六分にも五分にも減つて居る。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)