“井筒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いづつ73.3%
ゐづゝ20.0%
ゐづつ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上窄うえすぼまりになったおけ井筒いづつ、鉄のくるまは少しけてよく綱がはずれ、釣瓶つるべは一方しか無いので、釣瓶縄つるべなわの一端を屋根の柱にわえてある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
上窄うへすぼまりになつた桶の井筒ゐづゝ、鉄の車は少し欠けてよく綱がはずれ、釣瓶つるべは一方しか無いので、釣瓶縄の一端を屋根の柱にはへてある。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
往來傍わうらいばたにはまたきしのぞむで、はてしなく組違くみちがへた材木ざいもくならべてあるが、二十三十づゝ、目形めなりに、井筒形ゐづつがたに、規律きりつたゞしく、一定いつていした距離きよりいて、何處どこまでもつゞいてる、あひだを、井筒ゐづつ彼方かなた
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)