“筒井筒”の読み方と例文
読み方割合
つついづつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これは、マヌエラの父の旧友の息子で、マヌエラとは筒井筒つついづつの仲だが、うまがあわぬというのか、マヌエラは非常に彼を嫌っていた。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
「それはそうと、二人の仲のいいことったら、どうでげす。振りわけ髪の筒井筒つついづつ、あのまま成人させて、夫婦めおとにしてやりてえものでげすナ」
丹下左膳:03 日光の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
あゝ、それがため足場を取つては、取替とりかへては、手を伸ばす、が爪立つまだつても、青いきれを巻いた、其の振分髪ふりわけがみ、まろがたけは……筒井筒つついづつ其のなかばにも届くまい。
伯爵の釵 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)