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いづつ
ふりがな文庫
“いづつ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
井筒
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
井筒
(逆引き)
又太郎は一室で、清楚な
狩衣
(
かりぎぬ
)
に着かえ、烏帽子も新しくして、若水を汲むべく、庭の
井筒
(
いづつ
)
へ降り立っていた。
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
女中に導かれるまでもなく、門からつい一足の右手は、花崗石の高さ三尺、径四尺ぐらいの
井筒
(
いづつ
)
があって「走井」と彫ってある、そこから
滾々
(
こんこん
)
と水を吹き上げている。
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その二は
一樹
(
いちじゅ
)
の
垂楊図
(
すいようず
)
の上部を限る
霞
(
かすみ
)
の
間
(
あいだ
)
より糸の如きその枝を吹きなびかす処、
大
(
だい
)
なる
菱形
(
ひしがた
)
の
井筒
(
いづつ
)
を中央にして前髪姿の若衆
縞
(
しま
)
の
着流
(
きなが
)
し羽織
塗下駄
(
ぬりげた
)
の
拵
(
こしら
)
へにて
居住
(
いずま
)
ひ
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
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(11作品)
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ゐづゝ