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着流
ふりがな文庫
“着流”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
きなが
53.8%
きながし
46.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きなが
(逆引き)
其は浴衣の
着流
(
きなが
)
しで駒下駄を
穿
(
は
)
いたM君であった。M君は
早稲田
(
わせだ
)
中学の教師で、かたわら雑誌に筆を執って居る人である。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
宗助
(
そうすけ
)
は
着流
(
きなが
)
しの
儘
(
まゝ
)
麥藁帽
(
むぎわらばう
)
を
手
(
て
)
に
持
(
も
)
つた
友達
(
ともだち
)
の
姿
(
すがた
)
を
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
に
眺
(
なが
)
めた
時
(
とき
)
、
夏休
(
なつやす
)
み
前
(
まへ
)
の
彼
(
かれ
)
の
顏
(
かほ
)
の
上
(
うへ
)
に、
新
(
あた
)
らしい
何物
(
なにもの
)
かゞ
更
(
さら
)
に
付
(
つ
)
け
加
(
くは
)
へられた
樣
(
やう
)
な
氣
(
き
)
がした。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
着流(きなが)の例文をもっと
(7作品)
見る
きながし
(逆引き)
そうかといって、初めて伺うのに
着流
(
きながし
)
ではあまり失礼だし、何か好い折がと思っているのだが、お前はその後もやはり出入りはせんのかね。
つゆのあとさき
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
喜多八
(
きたはち
)
、さあ、
其
(
そ
)
の
氣
(
き
)
で
歩
(
あゆ
)
ばつしと、
今
(
いま
)
こそ
着流
(
きながし
)
で
駒下駄
(
こまげた
)
なれ、
以前
(
いぜん
)
は、つかさやをかけたお
太刀
(
たち
)
一本
(
いつぽん
)
一寸
(
ちよつと
)
極
(
き
)
め、
振分
(
ふりわけ
)
の
荷物
(
にもつ
)
、
割合羽
(
わりがつぱ
)
、
函嶺
(
はこね
)
の
夜路
(
よみち
)
をした、
内神田
(
うちかんだ
)
の
叔父的
(
をぢき
)
城の石垣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
着流(きながし)の例文をもっと
(6作品)
見る
“着流(着流し)”の解説
着流し(きながし)は、男子が和服を着る際に羽織や袴を着用しない様。またその着こなしかた。
古くは、羽織を着用し袴を略した姿を着流しと称したが、現在では羽織の有無にかかわらず袴を着けない姿を指すことが多い。江戸時代には、武家方では袴を着用することが常であったのに対し、町人にはその習慣がなかったため、町方特有の風俗であるとされた。
(出典:Wikipedia)
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
流
常用漢字
小3
部首:⽔
10画
“着”で始まる語句
着
着物
着換
着更
着替
着衣
着附
着類
着手
着座
検索の候補
流着
“着流”のふりがなが多い著者
徳冨蘆花
永井荷風
泉鏡花
泉鏡太郎
谷崎潤一郎
夏目漱石