“きなが”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
気永46.2%
着流26.9%
氣長11.5%
著流7.7%
気長3.8%
氣永3.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お酒もおまつり以外には飲まず、そうして、内気でちょっとおしゃれな娘さんに気永きながれなさい。
美男子と煙草 (新字新仮名) / 太宰治(著)
味方もせい/″\しろをけんごにこしらえて気永きながにかゝるよりしかたがないと仰っしゃって、そなえをきびしくあそばされ
盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「いや、気永きながに待たなくちゃだめだよ。世界中の汽船がここに集まってくるわけのものじゃあるまいし、もっとがまんすることだ」
恐竜艇の冒険 (新字新仮名) / 海野十三(著)
着流きなが散髪ざんぱつの男がいかにも思ひやつれたふう足許あしもとあやふあゆみ出る。女とれちがひに顔を見合みあはして、
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
宗助そうすけ着流きながしのまゝ麥藁帽むぎわらばうつた友達ともだち姿すがたひさぶりながめたとき夏休なつやすまへかれかほうへに、あたらしい何物なにものかゞさらくはへられたやうがした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
まぶかにかぶっている鳥打とりうち帽子のひさしが顔の上へ蔭をつくっているので月あかりでは仔細しさいにたしかめにくいけれどもとしはわたしと同年輩ぐらいであろう、せた、小柄な体に和服の着流きながしで通行みちゆきのように仕立てたコートを着ている。
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
なくば隱見ゐんけん出沒しゆつぼつ氣長きながわがふねあとうち
著流きながしのじゃらじゃらと、吉原よしわら遊里の出入などということも、看方みかたによっては西洋的な分子の変型であるかも知れないから、文化史家がもし細かく本質に立入って調べるような場合に、当時の医学書生の生活というものは興味ある対象ではなかろうかとおもうのである。
三筋町界隈 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
そちこち、気長きなが金子かねにして、やがて船一そう古物ふるものを買い込んで、海から薪炭まきすみの荷を廻し、追々おいおい材木へ手を出しかけ、船の数も七艘までに仕上げた時、すっぱりと売物に出して、さて、地面を買う、店を拡げる、普請ふしんにかかる。
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
氣永きながつてればれでよいのです。