“稔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みの86.4%
みのる9.1%
みのり4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
将来の足掛あしがかりを、求めようとしたであろうし、えてみのりを待つほどの忍耐をもって、気永きながに風と潮行しおゆきとを観測してゆくとすれば
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
娘を映画俳優にとつがせていて、この婿むこは今はまるで不遇だが、もとはちょっと売り出しかけたことがあり、そんな関係からか、高田みのるなどから贈られた
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)
雪祭は睦月むつき神事かむごと、その雪は田の面のしづめ、雪こそはとよの年の、穂に穂積むみのりのしるし、その雪を神に祈ると、その雪に神と遊ぶと、山峡や小峡をがひの子らが、あなかそか、鬼の子鬼が、雪祭四方よもの鎮めと
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)