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みのる
ふりがな文庫
“みのる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
実
75.0%
稔
25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実
(逆引き)
が、顔よりも
寧
(
むし
)
ろ肌合が忰とは全く反対で、忰の
実
(
みのる
)
は陽気で
濶達
(
かったつ
)
な方であるが、父の広親は陰性の、謹厳と云う方の人であるらしく、つまり典型的な「京都人」なのであった。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
二人の息子は、体格と云い容貌と云いまるで瓜二つで、二人とも同じような白い
蚊飛白
(
かがすり
)
の浴衣を着、同じような黒い
錦紗
(
きんしゃ
)
の兵児帯を締めている。名前は
宏
(
ひろし
)
に
実
(
みのる
)
、
年齢
(
とし
)
は二人とも二十八歳。
石塀幽霊
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
みのる(実)の例文をもっと
(6作品)
見る
稔
(逆引き)
娘を映画俳優に
嫁
(
とつ
)
がせていて、この
婿
(
むこ
)
は今はまるで不遇だが、もとはちょっと売り出しかけたことがあり、そんな関係からか、高田
稔
(
みのる
)
などから贈られた
如何なる星の下に
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
「
稔
(
みのる
)
さん! 一体何なの? 改まって、話したいことがあるなんて、
妾
(
わたし
)
をわざ/\こんな暗い
処
(
ところ
)
へ連れて来て?」
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
青木
稔
(
みのる
)
と瑠璃子との死に就いて、都下の新聞紙は、その社会部面の過半を割いて、いろ/\に書き立てた。が、そのどれもが、瑠璃子夫人を男の血を吸う、美しき
吸血魔
(
ヴァンパイア
)
とすることに一致した。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
みのる(稔)の例文をもっと
(2作品)
見る
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