“錦紗”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんしゃ95.0%
きんしや5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しばらくすると、銀子のむっちりした愛らしい指に、サハイヤやオパルの指環ゆびわが、にわかに光り出し、錦紗きんしゃの着物も幾枚かえた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
掛け布団は近頃新調した、新しい錦紗きんしゃの布団でしたが、その下から毛布がはみ出して、だらりとカーペットの上へ垂れ下がっていました。
アパートの殺人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
ぺら/\の錦紗きんしやの着物と羽織を着せられ、更らに面をかむつたやうな厚化粧をさせられて、鹽原から來たといふ怪しげな男の前に坐らせられた。
天国の記録 (旧字旧仮名) / 下村千秋(著)