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実
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みのる
ふりがな文庫
“
実
(
みのる
)” の例文
旧字:
實
さてこの
実
(
みのる
)
のみいどんは、どうしてか生れつきたいへんな煙草好きで、自分でもこれには全く困っていました。
一商人として:――所信と体験――
(新字新仮名)
/
相馬愛蔵
、
相馬黒光
(著)
短く白髪を刈込んだ一人の客が、森彦と
相対
(
さしむかい
)
に
碁盤
(
ごばん
)
を置いて、
煙管
(
きせる
)
を
咬
(
くわ
)
えていた。この人は森彦の親友で、
実
(
みのる
)
や
直樹
(
なおき
)
の父親なぞと事業を共にしたことも有る。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
が、顔よりも
寧
(
むし
)
ろ肌合が忰とは全く反対で、忰の
実
(
みのる
)
は陽気で
濶達
(
かったつ
)
な方であるが、父の広親は陰性の、謹厳と云う方の人であるらしく、つまり典型的な「京都人」なのであった。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
二人の息子は、体格と云い容貌と云いまるで瓜二つで、二人とも同じような白い
蚊飛白
(
かがすり
)
の浴衣を着、同じような黒い
錦紗
(
きんしゃ
)
の兵児帯を締めている。名前は
宏
(
ひろし
)
に
実
(
みのる
)
、
年齢
(
とし
)
は二人とも二十八歳。
石塀幽霊
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
四つになる
実
(
みのる
)
が急に熱を
発
(
だ
)
して頭が痛い、頭が痛いと、のべつに訴えていた。
秘められたる挿話
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
▼ もっと見る
この興行で俄かに名声をあげたのは高田
実
(
みのる
)
であった。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ところで、自分はふとした縁で御牧家の庶子の
実
(
みのる
)
と云う人を知っている。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それゆえ今も私が思い出すのは
実
(
みのる
)
ではなく、みいどんなのです。
一商人として:――所信と体験――
(新字新仮名)
/
相馬愛蔵
、
相馬黒光
(著)
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
“実”を含む語句
真実
事実
忠実
実家
現実
実母
口実
実父
実体
実在
果実
実際
実験
実行
実相
誠実
実生
実現
情実
実験室
...