“気永”の読み方と例文
旧字:氣永
読み方割合
きなが100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやただにそう言いくるめるばかりでなく、ぜひ買いたいと思わせてしまう。随分気永きながな取引である。だがそれも別に不思議はない。
将来の足掛あしがかりを、求めようとしたであろうし、えてみのりを待つほどの忍耐をもって、気永きながに風と潮行しおゆきとを観測してゆくとすれば
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「いや、気永きながに待たなくちゃだめだよ。世界中の汽船がここに集まってくるわけのものじゃあるまいし、もっとがまんすることだ」
恐竜艇の冒険 (新字新仮名) / 海野十三(著)