トップ
>
氣長
>
きなが
ふりがな文庫
“
氣長
(
きなが
)” の例文
新字:
気長
若
(
も
)
し
然
(
さ
)
なくば
隱見
(
ゐんけん
)
出沒
(
しゆつぼつ
)
、
氣長
(
きなが
)
く
我
(
わが
)
船
(
ふね
)
の
後
(
あと
)
を
追
(
お
)
ふ
内
(
うち
)
、
本船
(
ほんせん
)
が
何時
(
いつ
)
か
海水
(
かいすい
)
淺
(
あさ
)
き
島嶼
(
たうしよ
)
の
附近
(
ふきん
)
か、
底
(
そこ
)
に
大海礁
(
だいかいせう
)
の
横
(
よこたは
)
る
波上
(
はじやう
)
にでも
差懸
(
さしか
)
かつた
時
(
とき
)
、
風
(
かぜ
)
の
如
(
ごと
)
く
來
(
きた
)
り、
雲
(
くも
)
の
如
(
ごと
)
く
現
(
あら
)
はれ
出
(
い
)
でゝ
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「まア、
氣長
(
きなが
)
に氣を落ちつけて養生してゐないと、この病氣は直るものでないから。」
泡鳴五部作:01 発展
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
道具類
(
だうぐるゐ
)
も
積
(
せき
)
ばかり
取
(
と
)
つて、
金目
(
かねめ
)
にならないものは、
悉
(
こと/″\
)
く
賣
(
う
)
り
拂
(
はら
)
つたが、五六
幅
(
ぷく
)
の
掛物
(
かけもの
)
と十二三
點
(
てん
)
の
骨董品丈
(
こつとうひんだけ
)
は、
矢張
(
やは
)
り
氣長
(
きなが
)
に
欲
(
ほ
)
しがる
人
(
ひと
)
を
探
(
さが
)
さないと
損
(
そん
)
だと
云
(
い
)
ふ
叔父
(
をぢ
)
の
意見
(
いけん
)
に
同意
(
どうい
)
して
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
一目見るより
此奴
(
こやつ
)
は
容易
(
ようい
)
ならざる不敵の者なれば
尋常
(
じんじやう
)
の
糺問
(
たゞし
)
にては
事實
(
じじつ
)
を
吐
(
はく
)
まじと思はれしにより
斯
(
かく
)
は
氣長
(
きなが
)
に
諭
(
さと
)
しながら
糺問
(
たゞ
)
されしなり
然
(
しか
)
りと
雖
(
いへど
)
も長庵は何事も曾て存ぜずと
而已
(
のみ
)
申立口を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
勞
(
らう
)
し何とも
氣毒
(
きのどく
)
の至りなり
以來
(
いらい
)
此左京は山賊は
止
(
やめ
)
申すと云ふに大膳
呵々
(
から/\
)
と打笑ひ左京どの
沙彌
(
さみ
)
から
長老
(
ちやうらう
)
と申し何事でも左樣
甘
(
うま
)
くは行ぬ者なり
山賊
(
さんぞく
)
迚
(
とて
)
も其通り兎角
辛抱
(
しんばう
)
が
肝心
(
かんじん
)
なり石の上にも三年と云へば先づ/\
氣長
(
きなが
)
にし給へ其内には
好事
(
よきこと
)
も有るべし扨また我は
今宵
(
こよひ
)
の留守に
勞
(
らう
)
せずして小千兩の
鳥
(
とり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
氣
部首:⽓
10画
長
常用漢字
小2
部首:⾧
8画
“氣”で始まる語句
氣
氣色
氣味
氣遣
氣持
氣障
氣勢
氣質
氣分
氣高