“夜路”の読み方と例文
読み方割合
よみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初手しよて毛布けつとくるんで、夜路よみち城趾しろあとへ、とおもつたが、——時鳥ほとゝぎすかぬけれども、うするのは、はなれたおうらたましひれたやうで
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
夜路よみちをひた走りに走って鶴見地獄に出た。この鶴見地獄というのも昨年の春から爆発したものだそうである。泥土でいどまじえない清透せいとうな熱湯を噴出している。
別府温泉 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
あさはかな心だけでは決してたずねてまいれるものでないと、何里の夜路よみちをまいって自身でも認めうるのですから、御待遇を改めていただきたいものですね。
源氏物語:47 橋姫 (新字新仮名) / 紫式部(著)