“ゐづゝ”の漢字の書き方と例文
語句割合
井筒100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上窄うへすぼまりになつた桶の井筒ゐづゝ、鉄の車は少し欠けてよく綱がはずれ、釣瓶つるべは一方しか無いので、釣瓶縄の一端を屋根の柱にはへてある。
水汲み (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
鬢の井筒ゐづゝの香を拂ひ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
最期さいご用意よういあはれみじかちぎりなるかな井筒ゐづゝにかけしたけくらべふりわけがみのかみならねばくとも如何いかゞしらかみにあねさまこさへてあそびしころこれはきみさまこれはわれ今日けふ芝居しばゐくのなりいや花見はなみはうれはしとたはむはせしそれひとつもねがひのかなひしことはなくまちにまちし長日月ちやうじつげつのめぐりれば果敢はかなしや
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)