“菱形”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひしがた96.2%
ひしなり3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、その一枚に、不規則な菱形ひしがたの、紋どころと思える絵をみつけたとき、母の呼ぶ声がしたので、慌ててそれを片づけて立った。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
その像は四寸ばかりの大きさで全体は影法師を写したといふために黒く画いてある。顔ばかりやや明瞭で、菱形ひしがたの目が二つ並んで居る。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
もしもパンがあるなら厚さ一分長さと広さ五分位の四角かあるいは菱形ひしなりに切ってバターでよくいためてパラパラと今の物へ振かけて食べますと野菜の柔いのにパンのカリカリしたのが混って一層美味うございます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)