“きんじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
近所82.2%
近処15.0%
近辺0.9%
近郷0.9%
近隣0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
外(そと)から見(み)て、何人(なんぴと)か、ここに悲(かな)しみがあると思(おも)うだろうか。むろんここには近所(きんじょ)まで迫(せま)った飢餓(きが)もなければ貧困(ひんこん)もなかったのでした。
子供は悲しみを知らず (新字新仮名) / 小川未明(著)
通道(とおりみち)というでもなし、花はこの近処(きんじょ)に名所さえあるから、わざとこんな裏小路を捜(さぐ)るものはない。日中(ひなか)もほとんど人通りはない。
絵本の春 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
彼(あ)の近辺(きんじょ)は家(うち)がごちゃ/\して居ていけませんし、ちょうど白山に懇意なものが居りまして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
さて然(しか)らば先生は故郷(くに)で何を為(し)ていたかというに、親族が世話するというのも拒(こば)んで、広い田の中の一軒屋の、五間(いつま)ばかりあるを、何々塾(じゅく)と名(なづ)け、近郷(きんじょ)の青年七八名を集めて、漢学の教授をしていた
富岡先生 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
それは詞(ことば)の使い方からして、近隣(きんじょ)の人の声ではなかった。お上の御用を扱うている村役人ではないかと思った。老婆は行灯を提げて往った。
地獄の使 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)