“凝議”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎょうぎ94.7%
ぎようぎ5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
車のうちで、俊基としもとは居眠っていたらしい。おそらく、一昨夜来の宮廷では、彼のみならず、みかどをめぐって、不眠の凝議ぎょうぎだったであろう。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
羊のむれは羊の群らしくそんなことに関係なく、しじゅう汽車に驚いてかたまってみたり、池に直面して凝議ぎょうぎしたりなんかばっかりしてる。
古参の股肱ここうを寄せて、昨夜深更まで凝議ぎようぎしていたのもそれだった。その結果、きょうはこの帷幕いばくから急使或いは密使として立つ者が八方へ急いでいた。国元の北ノ庄へも、越中魚崎の味方へも。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)