“ぎょうぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
行儀60.0%
凝議30.0%
形儀3.3%
庠序1.7%
行基1.7%
行義1.7%
行規1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、みんなが口々くちぐちに、なにかのうたをかわいらしいこえでうたいながら行儀ぎょうぎよく、あかあおむらさき提燈ちょうちんりかざしてあるいてゆきました。
雪の上のおじいさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
羊のむれは羊の群らしくそんなことに関係なく、しじゅう汽車に驚いてかたまってみたり、池に直面して凝議ぎょうぎしたりなんかばっかりしてる。
百人の内九十五人は町人形儀ぎょうぎになり、残り五人は、人々に悪く言われ、気違い扱いにされて、何事にも口が出せなくなる。五人のうち三人は、ついに町人形儀と妥協し、あと二人はその家を去る。
ようやく成長して容華すがた雅麗みやびやかに、庠序ぎょうぎ超備すぐれ、伎楽管絃備わらざるなく、もとより富家故出来得るだけの綺羅を飾らせたから、鮮明遍照天女の来降せるごとく、いかな隠遁仙人離欲の輩も
薬王寺は碧海郡あおみぐん古刹こさつで、行基ぎょうぎ菩薩の建立するところである。
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
薄く青髭あおひげが生えて居りまして、つや/\しい大結髪おおたぶさで、けんぽう行義ぎょうぎあられの上下かみしもに、黒斜子くろなゝこの紋附を着、結構な金蒔絵きんまきえ印籠いんろうを下げ、茶柄ちゃづか蝋鞘ろざやの小脇差を差して居りますから
今時いまどきの民家は此様の法をしらずして行規ぎょうぎみだりにして名をけがし、親兄弟にはじをあたへ一生身をいたずらにする者有り。口惜くちおしき事にあらずや。女は父母のおおせ媒妁なかだちとに非ざれば交らずと、小学にもみえたり。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)