“行義”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぎやうぎ50.0%
ぎょうぎ25.0%
ぎようぎ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて此一掘ひとほりうみをはれば又それにならべりてはうみ、うみてはほり、幾条いくすぢもならべほりてつひには八九尺四方の沙中すなのなか行義ぎやうぎよくはらをのこらずうみをはる。あるひは所をかえてもうむとぞ。
薄く青髭あおひげが生えて居りまして、つや/\しい大結髪おおたぶさで、けんぽう行義ぎょうぎあられの上下かみしもに、黒斜子くろなゝこの紋附を着、結構な金蒔絵きんまきえ印籠いんろうを下げ、茶柄ちゃづか蝋鞘ろざやの小脇差を差して居りますから
こんな溝板どぶいたのがたつくやう店先みせさきそれこそひとがらがわろくてよこづけにもされないではないか、お前方まへがたすこしお行義ぎようぎなほしてお給仕きふじられるやうこゝろがけておれとずば/\といふに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)