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茶柄
読み方 | 割合 |
ちゃづか | 60.0% |
ちゃつか | 40.0% |
下からその太腕を見あげると、
服は黒麻に
茶柄の大小をさし、夏ではあるが、
黒紗の頭巾に半顔をつつんで、苦み走った浪人の伝法
肌。
薄く
青髭が生えて居りまして、つや/\しい
大結髪で、けんぽう
行義あられの
上下に、
黒斜子の紋附を着、結構な
金蒔絵の
印籠を下げ、
茶柄に
蝋鞘の小脇差を差して居りますから
其の
姿は
藍微塵の糸織の着物に黒の羽織、
絽色鞘に
茶柄の長脇差を差して、年廿四歳、眼元のクッキリした、
眉毛の濃い、人品
骨柄賤しからざる人物がズーッと入りましたから
と
蝋色鞘茶柄の刀を右の手に下げた
儘に、亭主に構わずずっと通り
上座に座す。