“茶柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃづか60.0%
ちゃつか40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下からその太腕を見あげると、なりは黒麻に茶柄ちゃづかの大小をさし、夏ではあるが、黒紗くろしゃの頭巾に半顔をつつんで、苦み走った浪人の伝法はだ
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薄く青髭あおひげが生えて居りまして、つや/\しい大結髪おおたぶさで、けんぽう行義ぎょうぎあられの上下かみしもに、黒斜子くろなゝこの紋附を着、結構な金蒔絵きんまきえ印籠いんろうを下げ、茶柄ちゃづか蝋鞘ろざやの小脇差を差して居りますから
其の姿なり藍微塵あいみじんの糸織の着物に黒の羽織、絽色鞘ろいろざや茶柄ちゃつかの長脇差を差して、年廿四歳、眼元のクッキリした、眉毛まゆげの濃い、人品骨柄こつがらいやしからざる人物がズーッと入りましたから
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
蝋色鞘ろいろざや茶柄ちゃつかの刀を右の手に下げたまゝに、亭主に構わずずっと通り上座かみざに座す。