“睡魔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいま71.4%
すゐま28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がいったんおそいきたった睡魔すいまはなかなかしりぞかない、ぐらりぐらりと左右に首を動かしたかと思うと障子に頭をこつんと打った、はっと目をさまして庭へ出て顔を洗った
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
... 睡魔すいまです! 左様さよう!』と、イワン、デミトリチは昂然こうぜんとして『貴方あなた苦痛くつう軽蔑けいべつなさるが、こころみ貴方あなたゆびぽんでもはさんで御覧ごらんなさい、そうしたらこえかぎさけぶでしょう。』
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
... 睡魔すゐまです! 左樣さやう!』と、イワン、デミトリチは昂然かうぜんとして『貴方あなた苦痛くつう輕蔑けいべつなさるが、こゝろみ貴方あなたゆびぽんでもはさんで御覽ごらんなさい、うしたらこゑかぎさけぶでせう。』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
はら行手ゆくてはまだとほかつた。わたしれしよびれた中根なかね姿すがた想像さうぞうして時時ときどき可笑をかしくなつたり、どくになつたりした。が、何時いつわたしおそつてくる睡魔すゐまこらへきれなくなつてゐた。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)