“御丁寧”の読み方と例文
読み方割合
ごていねい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして木曾は、あいかわらずごろんごろんところがって、御丁寧ごていねいにも、怪物団の足もとまでころげおちて、やっとそこへからだは停まった。
大宇宙遠征隊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
前夜ぜんやあめはれそら薄雲うすぐも隙間あひまから日影ひかげもれてはるものゝ梅雨つゆどきあらそはれず、天際てんさいおも雨雲あまぐもおほママかさなつてた。汽車きしや御丁寧ごていねい各驛かくえきひろつてゆく。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
『さあ、潮時だ!』と、わたしは歯を食いしばりながらささやいて、上着のボタンを上まで掛け、御丁寧ごていねいに両のそでをたくし上げて、庭へ出かけて行った。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)