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御丁寧
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ごていねい
ふりがな文庫
“
御丁寧
(
ごていねい
)” の例文
そして木曾は、あいかわらずごろんごろんところがって、
御丁寧
(
ごていねい
)
にも、怪物団の足もとまでころげおちて、やっとそこへからだは停まった。
大宇宙遠征隊
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
前夜
(
ぜんや
)
の
雨
(
あめ
)
が
晴
(
はれ
)
て
空
(
そら
)
は
薄雲
(
うすぐも
)
の
隙間
(
あひま
)
から
日影
(
ひかげ
)
が
洩
(
もれ
)
ては
居
(
ゐ
)
るものゝ
梅雨
(
つゆ
)
季
(
どき
)
は
爭
(
あらそ
)
はれず、
天際
(
てんさい
)
は
重
(
おも
)
い
雨雲
(
あまぐも
)
が
被
(
おほ
)
り
(
ママ
)
重
(
かさ
)
なつて
居
(
ゐ
)
た。
汽車
(
きしや
)
は
御丁寧
(
ごていねい
)
に
各驛
(
かくえき
)
を
拾
(
ひろ
)
つてゆく。
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
『さあ、潮時だ!』と、わたしは歯を食いしばりながらささやいて、上着のボタンを上まで掛け、
御丁寧
(
ごていねい
)
に両の
袖
(
そで
)
をたくし上げて、庭へ出かけて行った。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
実
(
じつ
)
に
此度
(
このたび
)
の
大喪使長官様
(
たいさうしちやうくわんさま
)
といふのは、
夜
(
よる
)
もトロ/\
睡
(
まど
)
ろみたまふ事もございませんといふ、
大層
(
たいそう
)
御丁寧
(
ごていねい
)
に
仰
(
おつ
)
しやいますから、
私
(
わたくし
)
どもには
些
(
ち
)
と
舌
(
した
)
が
廻
(
まは
)
らなくつて
云
(
い
)
ひにくいくらゐで
牛車
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その
上
(
うへ
)
あんたなんかは
御丁寧
(
ごていねい
)
に
年
(
ねん
)
が
年中
(
ねんぢう
)
、
足首
(
あしくび
)
に
重
(
おも
)
い
鐵鎖
(
くさり
)
まで
篏
(
は
)
められてるんだ
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
▼ もっと見る
年の瀬には
御丁寧
(
ごていねい
)
なお葉書を頂戴いたしまして恐縮に存じております。
雨の玉川心中:01 太宰治との愛と死のノート
(新字新仮名)
/
山崎富栄
(著)
「これは、
御丁寧
(
ごていねい
)
すぎる、おもてなし——」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
ロミオ これはまた
御丁寧
(
ごていねい
)
なお
言葉
(
ことば
)
ぢゃ。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
いっているか。おれは、まだ、あきらめているわけじゃない。なければないで、これからもっと
御丁寧
(
ごていねい
)
に、お二人さんをしらべるだけのことさ。裸にむいても、指の一本二本を
爆薬の花籠
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
丁
常用漢字
小3
部首:⼀
2画
寧
常用漢字
中学
部首:⼧
14画
“御丁”で始まる語句
御丁重