“况”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いは31.6%
21.1%
まし21.1%
いわ15.8%
いはん5.3%
いわん5.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うづむ今ま三四年せば卷烟草一本吸ひ盡さぬ間に蝦夷ゑぞ長崎へも到りヱヘンといふ響きのうちに奈良大和へも遊ぶべしいはんや手近の温泉塲などとひ
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
馬に大麦が要る如く、日本人は米と味噌と沢庵漬とが無かつたら、何一つ善い事の出来ない国民である。して悪い事など出来よう筈がない。
是故にわが筆跳越をどりこえてこれをしるさじ、われらの想像は、まして言葉は、かゝる襞襀ひだにとりて色あかるきに過ればなり 二五—二七
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
當番たうばん水夫すゐふからは何等なにら報告ほうこくうちけつして信じません。いわんや此樣こんな平穩おだやか海上かいじやう難破船なんぱせんなどのあらうはづい、無※ばかなツ。
いはんや誨ふべき事ではない、だ僕一箇の了簡としてはらの中に思うたまでの事、究竟つまり荒尾的空想に過ぎんのぢやから、空想を誨へて人を誤つてはどうもならんから、僕は何も言はんので
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
いわんやその他の画家たちに至っては、遺憾ながら印を解する者が、一人もないという憐れな現状である。
陶磁印六顆を紹介する (新字新仮名) / 北大路魯山人(著)