“いは”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イハ
語句割合
25.5%
15.0%
10.5%
8.5%
8.1%
7.7%
4.5%
3.6%
3.2%
2.8%
2.4%
2.4%
1.6%
1.2%
0.8%
伊波0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小賊せいぞくかずして、すなはかたなつてゆびつてたまぬすむや、ゆびよりくれなゐいとごとほとばしりぬ。頭領とうりやうおもてそむけていはく、於戲痛哉あゝいたましいかな
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
伝奇の精髄を論じてアリストテレスの罪過論を唯一の規則とするは既に偏聴のせめを免れず、いはんやこれを小説に応用せんとするをや
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
そのいはとうさんに、彼處あそこ御覽がらん、こゝを御覽ごらん、とひまして、半分はんぶんつちのついた水晶すゐしやうがそこいらにらばつてるのをしてせました。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
向ひの小島へ落ちる夕日は極樂の光のやうに空を染めてゐた。漁夫れふし身體からだ付きからして昔はいはのやうだつたり枯木のやうだつたりして面白かつた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
今日けふごと浪路なみぢおだやかに、やがあひとも※去くわこ平安へいあんいはひつゝ芙蓉ふようみねあふこと出來できるやうにと只管ひたすらてんいのるのほかはないのである。
足がうごいてゐるかどうかもわからずからだは何か重いいはに砕かれて青びかりの粉になってちらけるやう何べんも何べんも倒れては又楢夫を
ひかりの素足 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
道法とはいはく聖法なり。言ふこころは、聖法をくすといへども、亦俗法の中に凡夫の事を現じて、機にしたがひて物を化するを乃ち真宴と名づく。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
いにしへ二七〇行幸いでましの宮ありし所は、二七一いははしる滝つせのむせび流るるに、ちひさきあゆどもの水にさかふなど、目もあやにおもしろし。二七二檜破子ひわりご打ちちらしてひつつあそぶ。
地獄の關に刻めりといふ銘は、全篇を讀む間、我耳に響くこと、世の末の裁判の時、鳴りわたるらん鐘の音の如くなりき。その銘にいはく。
自分は聖影のおん前に何か祭壇が設けられて居るであらう、白絹しらぎぬや榊でいはひ清められて居るであらうと想つて居たが少しも其辺そのへんの用意が見え無かつたので
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
何の顏さげて人にいはれん然れば其時ぬるより外に方便てだても無き身なればおそかれ早かれ死ぬ此身とても死ぬなら今日只今長庵方へ押掛ゆきいのち
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いはんやしも歐米流おうべいりう姓名せいめい轉倒てんたふするときは、こゝに覿面てきめんおこ難問なんもんがある。それは過去くわこ歴史的人物れきしてきじんぶつとき如何いかにするかといふことである。
誤まれる姓名の逆列 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
やむをえずいはひつけた草履にしたが、このごろのおへんろさんは、大ていは地下足袋ださうである……
にはかへんろ記 (新字旧仮名) / 久保田万太郎(著)
いろをか、いかに、いはくや、御賜みたま
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
ちたぎちながるるみづいはよどめるよどつきかげゆ 〔巻九・一七一四〕 作者不詳
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
特にその遠い昔の状態は知り難く、かの『おもろさうし』も伊波いは氏によれば十二世紀から十七世紀にかけて作られた神歌を集めたものであるという。
珊瑚さんごいはに沈みたり
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
「がんどういはに着いたら、いくらでも騒いで呉れ。」
ことなれたるをどりのけいご、かの水とりらもそのほどを見てむこに三こんいははせ、かの手桶の水を二人して左右よりむこかしらたきのごとくあぶせかくる。これを見て衆人みな/\抃躍てをうちてめでたし/\といはふ。
かれその政いまだ竟へざるほどに、はらませるが、れまさむとしつ。すなはち御腹をいはひたまはむとして、石を取らして、御裳みもの腰に纏かして、筑紫つくしの國に渡りましてぞ、その御子はれましつる。