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云
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いは
ふりがな文庫
“
云
(
いは
)” の例文
申さば父の
越度
(
をちど
)
となり
又
(
また
)
云
(
いは
)
ずば吉三郎は殺さるべし兩方
全
(
まつた
)
きやうには何事も
行
(
ゆか
)
ざれども
能々
(
よく/\
)
考
(
かんが
)
へて
心
(
こゝろ
)
靜
(
しづ
)
かに
双方
(
さうはう
)
無事に
成
(
なる
)
やうの
御答
(
おこたへ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
地獄の關に刻めりといふ銘は、全篇を讀む間、我耳に響くこと、世の末の裁判の時、鳴りわたるらん鐘の音の如くなりき。その銘に
云
(
いは
)
く。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
『
思邈
(
しばく
)
の
云
(
いは
)
く。八九月に多く食へば、春にいたりて眼を病む。
寿
(
いのち
)
を損じ筋力を減らす。
妊婦
(
はらみをんな
)
これを食へばその子
六指
(
むつゆび
)
ならしむ』
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
力に右の足のみにて飛び/\に歩く苦しさ
云
(
いは
)
ん方なし小松交りの
躑躅
(
つゝぢ
)
の花の美しきも目には
入
(
い
)
らず十間歩くを一里とも二里とも思ひなせど痛き顏を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
取
(
と
)
つて
以
(
もつ
)
て
乳媼
(
うば
)
をして
妹妃
(
まいひ
)
に
見
(
み
)
せしむ。
妃
(
ひ
)
、
嬌嫉
(
けうしつ
)
火
(
ひ
)
の
如
(
ごと
)
く、
罵
(
のゝし
)
つて
云
(
いは
)
く、えゝ
最
(
も
)
うどうしようねと、
病
(
やまひ
)
癒
(
い
)
えたりと
云
(
い
)
ふ。
敢
(
あへ
)
て
説
(
せつ
)
あることなし、
吾
(
われ
)
聞
(
き
)
くのみ。
聞きたるまゝ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
其頃
(
そのころ
)
は
着手
(
きて
)
の無いインパネスの
最
(
もう
)
一倍
(
いちばい
)
袖
(
そで
)
の
短
(
みじか
)
いのを
被
(
き
)
て雑誌を持つて
廻
(
まわ
)
る、
私
(
わたし
)
は
又
(
また
)
紫
(
むらさき
)
ヅボンと
云
(
いは
)
れて、
柳原
(
やなぎはら
)
仕入
(
しいれ
)
の
染返
(
そめかへし
)
の
紺
(
こん
)
ヘルだから、
日常
(
ひなた
)
に出ると
紫色
(
むらさきいろ
)
に見える
奴
(
やつ
)
を
穿
(
は
)
いて
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
あやまつた/\
今
(
いま
)
のはみんな
嘘
(
うそ
)
何
(
ど
)
うして
中村
(
なかむら
)
の
令嬢
(
れいぢやう
)
千代子君
(
ちよこくん
)
とも
云
(
いは
)
れる
人
(
ひと
)
がそんな御
注文
(
ちうもん
)
をなさらう
筈
(
はず
)
がない
良之助
(
りやうのすけ
)
たしかに
承
(
うけたま
)
はつて
参
(
まゐ
)
つたものは。ようございます
何
(
なに
)
も
入
(
い
)
りません。
闇桜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
物のわけをも
知
(
しら
)
ぬ者ども、
小肘
(
こひぢ
)
つかんで
引立
(
ひつたて
)
、車一両に二三人づゝ引のせ奉るさへに、若君姫君の御事さま、
扨
(
さて
)
も/\と
云
(
いは
)
ぬ者なく、其身の事は不
レ
及
レ
申、見物の貴賤も
噇
(
どつ
)
と
鳴
(
なき
)
出
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
願
(
ねが
)
はれ
何卒
(
なにとぞ
)
私
(
わたく
)
し
儀
(
ぎ
)
御役
御免下
(
ごめんくだ
)
さるべしと
云
(
いは
)
れしかば何故
退役
(
たいやく
)
を
願
(
ねが
)
はるゝやと申さるゝに大岡殿
此度
(
このたび
)
煙草屋
(
たばこや
)
喜八
裁許
(
さいきよ
)
違
(
ちが
)
ひ
科
(
とが
)
なき者を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
上
(
のぼ
)
る時は直立して天に向ふ
此
(
こゝ
)
は危なし
下
(
おり
)
んと云へど聞かぬ顏にていよ/\飛ばす山は恰も
驅
(
かけ
)
るが如く樹は飛が如くに見ゆ快と
云
(
いは
)
ば快爽と云ば爽なれどハツ/\と魂を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
殺
(
ころ
)
して我も死ぬ
覺悟
(
かくご
)
なりと
呼
(
よば
)
はらせ其處へ我々
駈込
(
かけこみ
)
種々
(
しゆ/″\
)
詮議
(
せんぎ
)
して菊が口より
云々
(
しか/″\
)
と
云
(
いは
)
せんは如何にやと申ければ三人是を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
つけて一軒の茶店ある所まで連れ行き
此
(
こゝ
)
にて待たれよ我は先へ行きて車を見つけ迎ひによこすべければと頼もしく
云
(
いは
)
るれどたつきも知らぬ
山中
(
やまなか
)
に一人殘されては車を
木曽道中記
(旧字旧仮名)
/
饗庭篁村
(著)
云
漢検準1級
部首:⼆
4画
“云”を含む語句
云々
云付
云懸
云張
云掛
云云
云訳
云附
云出
云合
云爾
仰云
云為
云事
斯々云々
云置
云紛
云放
云兼
云立
...