“云出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いいだ40.0%
いひだ40.0%
いいいだ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
間もなく老人と姉さんと母子二人出京して、ソレから糺問所きゅうもんじょの様子もわか差入物さしいれものなどして居る中に、阿母おっかさんが是非ぜひ釜次郎かまじろうに逢いたいと云出いいだした。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
その得意先とくいさきの一けん橋場はしば妾宅せふたくにゐる御新造ごしんぞがおいと姿すがたを見て是非ぜひ娘分むすめぶんにして行末ゆくすゑ立派りつぱな芸者にしたてたいと云出いひだした事からである。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
去年こぞの夏凡兆が宅にふしたるに、二畳の蚊屋に四国の人ふしたり。おもふことよつにして夢も又四くさと書捨たる事どもなど云出いいいだして笑ひぬ」
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)